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生産

錦野牧場

誕生日

1984年5月23日

馬主

タマモ

調教師

小原 伊佐美(栗東)

シービ-クロス

グリーンシャトー

性別

牡馬

毛色

芦毛

通算成績

18戦9勝(内重賞6勝)2着3回



タマモクロスは生まれつき
前足が外側に曲がっている
と言う欠陥を持って生まれた。
足が曲がっている馬は数多く存在し、それらの馬は揃って大成しない。

血統的にも魅力がなかった為にタマモクロスは
500万と言う格安な価格で取引をされた。



デビューは遅く4歳になった3月。
阪神で行われた新馬戦(芝2000m)であった。

2番人気に支持されたタマモは逃げに出る。
しかし直線で失速し7着と大敗してしまう。


折り返しの阪神で行われた新馬戦(ダート1800m)では
2番人気に支持され道中2番手を追走するも
直線で伸びきれず4着に終わる。


3戦目の阪神で行われた未勝利戦(ダート1700m)で
ようやく勝ち上がり初勝利を挙げる。


続く4戦目。京都で行われた4歳400万下(芝2000m)では
他馬の落馬に巻き込まれタマモも落馬。
競争中止となってしまう。


その後ダート調教で好時計を出していた為に
陣営はダート戦を中心にレースさせるも結果がなかなか出ないでいた。

そんな中、手綱をとっていた南井は直線に入って一瞬だけ来る
ガツン!と言う手応えを感じており、
調教師に芝のレースを使う事を進言する。


10月に京都で行われた4歳400万下(芝2200m)
南井の進言を受け入れ芝のレースに出走したタマモは
5番人気ながら2着に7馬身の差を付けて快勝する。


続く京都で行われた藤森特別(芝2000m)
初めて1番人気になったタマモは2着に8馬身の差を付けて快勝。
少しずつではあるが隠れていた才能を発揮し始める。


飛ぶ鳥を落とす勢いのタマモは
12月の阪神で行われたGⅡ成尾記念(芝2500m)に出走する。

ゴールドシチーメジロデュレンなど強豪が出走したこのレースに
タマモは3番人気で出走する。

レースはメイショウエイカンが逃げに出て
シチー・デュレンがそれを見る形で追走。
タマモは最後方を追走する展開。

3コーナーでまくりに入ったタマモは直線に入ると
直線一気で突き抜ける。
結果2着のエイカンに6馬身の差を付け
重賞初挑戦で初制覇を遂げる。


その後陣営は有馬記念を使わずに
年明けの京都で行われたGⅢ
スポーツニッポン賞金杯(芝2000m)に出走させる。

1番人気に支持されたタマモは道中最後方を追走。
3コーナーでまくりに入り直線一気の追い込み。
2着のハローポイントに3/4馬身差で勝利する。

この頃より
南井+タマモ=追い込み
と言う図式が成立する。


その後3月に阪神で行われたGⅡ
阪神大賞典(芝3000m)に出走。

頭数は7頭立てと少なかったものの、メジロデュレン・スダホーク
など強豪が揃う中タマモは1番人気に支持される。


レースは道中7頭がダンゴになってよどみのない展開。
直線に入り逃げたダイナカーペンター
タマモ・マルブツファースト
この3頭の叩きあい。

3頭が並んだままでゴール板を通過する。
写真判定の結果

1着マルブツとタマモが同着
3着に鼻差でマルブツ

と言う大接戦で終わる。


重賞3連勝で来たタマモはGⅠに挑戦する事となる。
4月に京都で行われた天皇賞・春(芝3200m)

1番人気に支持されたタマモは道中後方11番手を追走。
いつもの如く3コーナーでまくりに入ると後は突き抜けるだけ。
2着のランニングフリーに3馬身の差を付けて
GⅠ初挑戦で初制覇を遂げる。


タマモはその後6月に阪神で行われたGⅠ
宝塚記念(芝2200m)に出走し軽く勝利をし、
重賞5連勝・自身7連勝でこの年初の休養に入る。


休養明けの初戦は10月に東京で行われたGⅠ
天皇賞・秋(芝2000m)に出走。

このレースにはこの春、地方競馬笠松から鳴り物入りで転厩してきた
重賞6連勝中の芦毛の怪物オグリキャップも出走。

初めて芦毛怪物対決が実現する。

1番人気はオグリ
2番人気にタマモ

レースはこの2頭の1点かぶりでどちらが勝つのか。。
ただそれだけが注目されたレースだった。


レースが始まりいきなり場内がざわつく。

普段なら先行するはずのオグリが中段より後方に待機。
追い込み専門のタマモが先行2番手についていたのだ。

怪物2頭がいつもと違う戦法をとる。。
観客が波乱の予感を感じていた中、
レースに参加していたジョッキー達は
皆それとは違う意見を持って騎乗していた。

この2頭はこのレース専用の戦法を取っている。。

と。

タマモは引っかかって前に行った訳ではなく折り合いがついている。
オグリは出遅れた訳でもなく瞬発力で真っ向勝負を挑む構え。

普段とは違う戦法をとってはいるものの、
この2頭の一騎打ちで間違いない。
そう他のジョッキーは感じていた。

直線に入り楽にタマモが先頭にたつ。
直線坂上で逃げたレジェンドテイオーをかわしオグリが追い込んでくる。

そしてこのまま2頭の一騎打ちになるかと思った。
その瞬間がタマモがゴール板を通過した時だった。

結果タマモはオグリに1馬身1/4の差をつけて勝利。
芦毛怪物対決はタマモの勝利で終わる。

そしてこの瞬間タマモは
史上初の天皇賞春秋連覇を達成させる。



続く11月に東京で行われたGⅠ
ジャパンカップ(芝2400m)で再び芦毛の怪物は顔をあわせる。

このレースはいつもと同じ戦法
タマモは追い込み
オグリは先行
でレースが進んでいく。

しかし4コーナーを過ぎて所で既にレースの明暗は明らかだった。

3コーナーでまくりに入ったタマモは4コーナーで4番手。
しかしオグリは道中4番手にいたものの4コーナーで置かれてしまい
8番手までに後退してしまったのだ。

直線に入りアメリカのペイザバトラーとタマモの一騎打ち。
オグリも直線で追い込んでくるものの前の2頭には追いつけず3番手まで。

ゴール板まで長く続いたバトラーとタマモの叩きあいは
結果バトラーが1/2馬身先着して終わる。


そしてその後タマモは12月に中山で行われたGⅠ
有馬記念(2500m)に出走する。

このレースでタマモは引退すると宣言。
オグリにとってはこれがタマモに一矢報いる最後のチャンスとなる。

レースはオグリが中段待機・タマモは最後方といつものパターン。
3コーナーでまくりに入ったタマモはオグリと並んで4コーナーへ。

直線オグリがタマモを突き放す。
タマモも大外に回りいつもの豪脚で追い込んでくる。

オグリに並びかけようとするタマモ。
その差が1/2馬身まで縮まった所がゴール板であった。

オグリは最後の最後でタマモに一矢報い、
全然勝負に関係のなかったスーパ-クリークに騎乗の武豊
他馬を妨害したとして失格になる。

と言う波乱含みのレースであった。





引退したタマモは種牡馬となる。
種牡馬となったタマモは
カネツクロスマイソールサウンドダンツシリウス
など、重賞を勝つ馬は排出するもののGⅠを勝つ馬は出す事ができず、
2003年に死去している。



オグリキャップが芦毛の怪物と騒がれ
影に隠れがちなタマモクロスであったが
タマモクロスはオグリに2度先着をしている。

これはオグリ自身が現役の時に先着を2度許したのは
笠松時代のマーチトウショウ
中央時代のタマモクロス・スーパークリーク・ランニングフリーの4頭のみ。

しかもクリーク・フリーは
オグリの体調が悪く惨敗した時に先着しているだけで、
絶好調の時のオグリに2度先着を許したのは
マーチとタマモの2頭だけとなる。

それだけ強い馬であるタマモの知名度が低いのは
華やかさが無かった為であろう。

華やかな表街道を歩んだオグリに対し
タマモは
生産牧場の倒産
母親は牧場を転々と流された挙句死去

など悲しい話が多かった。

しかし競馬をこよなく愛する人達には絶大な人気がある馬です。

そして後にタマモは
漫画みどりのマキバオーの主人公ミドリマキバオー
のモデルになっている。
(牧場経営がうまくいかない。母親が借金の肩代りに売り飛ばされる。
マキバオーの毛色が芦毛に近い白毛。追い込みが得意。など)
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無題
タマモねぇ。。
かけても強ぇーの生まれないのよ。。>ダビスタ
白毛作るだけのために種付けしてた。。(≧∇≦)

やっぱ芦毛はハヤヒデだな。。うん。。(笑)
ホセ・マゲンタ 2008/06/07(Sat)04:34:35 編集
ホセ・マゲンタさん こんにちゎ♪
友達がタマモでスゲェ脚使うの作ってたよ。
追い込みでゥォッ!って思う末脚を炸裂するんだけど
前の馬にぶち当たりまくるの。
(≧▽≦)ぶゎははははは!

ハヤヒデねぇ。。w
【2008/06/09 10:37】
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