シーザリオ

生産	ノーザンファーム
誕生日	2002年3月31日
馬主	キャロットファーム
調教師	角居　勝彦（栗東）
父	スペシャルウィーク
母	キロフプリミエール
性別	牝馬
毛色	青鹿毛
通算成績	6戦5勝（内重賞３勝）２着1回

デビュー戦は２歳時。
阪神で行われた新馬戦（芝１６００ｍ）に出走。
２番人気だったシーザリオは道中４番手を追走。
直線に入り上がり３４秒台の脚を使い楽々先頭に立つと
２着のダンツクインビーに１馬身1/2の差を付けて快勝する。


つづく２戦目に年明けの１月。
京都で行われた３歳５００万下特別の寒竹賞（芝２０００ｍ）に出走。
アドマイヤフジ・ダンスインザモアなど強豪が揃ったレースで
シーザリオは４番人気となる。

レースはシーザリオは道中３番手を追走。
直線に入り早々と先頭に立つと
後方からアドアマイヤフジが強烈な末脚で追い込んでくる。
も、シーザリオが首差しのいで２連勝となる。


続く３戦目に３月に中山で行われたＧⅢ
フラワーカップ（芝１８００ｍ）に出走する。
２連勝できたシーザリオは単勝１．４倍の圧倒的１番人気に支持される。

レースはいつも通り３番手を追走。
４コーナーで仕掛けると
直線坂上で逃げたスルーレートを楽々捕まえる。
その後は差が開くだけ。
結局スルーレートに２馬身1/2の差をつけて
３連勝で重賞初制覇を成し遂げる。


そして４月に阪神で行われたＧⅠ桜花賞（芝１６００ｍ）に出走する。
これまで手綱をとっていた福永がラインクラフトに騎乗する為、
このレースのみ吉田稔に乗り代わりとなる。

レースはシーザリオは道中１１番手といつもより後ろを追走。
直線に入り楽々先頭に立ったラインクラフトを
シーザリオが追い込む。
しかし首差届かず２着に終わる。


その後再び福永に鞍上が戻り、シーザリオは
５月に東京で行われたＧⅠオークス（芝２４００ｍ）に出走する。

ラインクラフトは距離適正の関係でオークスには出走せず。
桜花賞では２着になったが長距離適正があるシーザリオは
単勝１．５倍の圧倒的１番人気に支持される。

レースは内枠だった事もあり、シーザリオは前に行く事ができず
道中１５番手と後方に位置する。
３コーナーでまくりに入るも
直線では先頭とは絶望的な差がついていた。
しかしシーザリオは上がり３３．３秒と言う
信じられない末脚を披露する。
勝ったと思われたエアメサイアを首差差し切り
ＧⅠ初制覇を成し遂げる。


その後陣営は海外遠征をする事を発表。
７月にアメリカで行われるＧⅠ
アメリカンオークス（芝２４００ｍ）に出走する。

２番人気に支持されたシーザリオは道中２番手を追走。
４コーナーで早々と先頭たつと後は差が開く一方。
結局４馬身の差を付けて史上初の日米オークス制覇を成し遂げる。


しかしレース中に屈腱炎を発症していた事が判明し
休養に入る事になる。

ようやく完治したと思われた時に再び屈腱炎を発症。
そのまま引退する事となる。


引退したシーザリオは肌馬となり、
キングカメハメハの子供（現１歳）を出産している。




この馬を強いと思ったのはフラワーカップのレースを観てですね。
とにかく距離が延びれば無敵だろ。。と思わせる内容で
その事は後にオークスで証明される事になりました。

アメリカでもこの馬の強さが印象に残ったらしく、
アメリカンオークスを勝った後に
シーザリオステークスと言うレースがアメリカで行われました。

早々と引退してしまったのは残念ではありますが、
血統的にも子供に期待できる名牝であります。