ダンスダンスダンス

生産	社台ファーム
誕生日	1988年4月3日
馬主	日本ダイナースクラブ
調教師	柄崎 孝（美浦）
父	ナイスダンサー
母	リセス
性別	牝馬
毛色	鹿毛
通算成績	27戦3勝（内重賞0勝）２着5回

デビューは１２月に中山で行われた３歳新馬戦（芝１２００ｍ）
１番人気に支持されたダンスは道中２番手を追走。
４コーナーで早々と先頭にたつと
同じく２番手にいたソウセツと叩き合いに。
結局ソウセツに3/4馬身及ばず２着に終わる。

折り返しの１２月に中山で行われた３歳新馬戦（芝１６００ｍ）で
２番人気ながら見事なまくりが決まり
１番人気のバーボンストリートを首差差し切り初勝利を挙げる。


年が明けて４歳。
ここで陣営は１月に東京で行われたGⅢ
デイリー杯クイーンカップ（芝１６００ｍ）に出走させる。

５番人気と評価は低かったがスカーレットブーケの３着と好走。
これからを期待させる走りを見せる。



続いて２月に小倉で行われた４歳５００万下特別
くすのき賞（芝２０００ｍ）に出走。
１番人気に支持されたダンスはここをきっちり勝ち２勝目を挙げる。



そして桜花賞の出走権を得る為に３月に中山で行われたGⅢ
フラワーカップ（芝１８００ｍ）に出走。
３番人気に支持されたダンスは道中６番手を追走。
お決まりになりつつある戦法で３コーナー手前からまくりに入る。

直線、一旦先頭にたつが、
同じ位置にいたフラッシュシャワーに差しきられ２着に敗れる。



その後陣営は桜花賞には進まず、
牝馬ながら４月に中山で行われたGⅠ
皐月賞（芝２０００ｍ）に出走させる。

この年の皐月賞は
無敗で挑んできたトウカイテイオー
GⅠ阪神３歳ステークスを勝ったイブキマイカグラ
重賞連勝中のシンホリスキー
など、豪華なメンバーが揃った年であった。

レースはアフターミーが平均ペースで引っ張る展開で
シンホリスキーが５番手追走。
それを見る形でテイオー。
マイカグラはお約束の後方待機。
ダンスは普段より後ろの１２番手を追走。

３コーナー過ぎで人気馬が動き出し、
ダンスもそれに合わせる様にまくりに入る。

直線坂下で早くもテイオーが先頭に。
ダンスは内側にポッカリ空いたスペースに馬体を突っ込ませ
２番手まで上がる。

あわや!?と言うシーンを演出するも
ゴール板手前で
シャコーグレイドやイイデセゾンに差しきられ５着に終わる。

牝馬で１０番人気と言う低評価を覆し、
牡馬相手に５着と好走し実力の片鱗を見せたかに思われた。


しかしその後故障が判明し長期休養を余儀なくされる。



復帰戦は５歳になった３月。中山で行われたGⅡ
中山記念（芝１８００ｍ）だった。

しかし、見せ場もなく８着と大敗。

その後皐月賞のような綺麗なまくりが決まる事は無く、
５歳の6月に札幌で行われた４歳９００万下特別
大倉山ステークス（芝１５００ｍ）で３勝目を挙げた後、
６歳１２月まで走り続けるが勝ち星を挙げる事は出来なかった。



引退したダンスは肌馬となる。

肌馬となったダンスではあるが産駒は２頭しかおらず、
競走馬となったのもルカダンス１頭のみ。

しかもルカダンスの成績もぱっとしなかったが、
そのルカダンスの産駒から
GⅢ毎日杯を勝ったアイアンルックが誕生しており
ダンスの血は今でも残っており、活躍している。



この馬はそんなに活躍した馬ではありませんが
当時競馬をしていた人は名前だけは知っている。

馬券を買う。と言うような馬では無かったのですが
何故か応援したくなる不思議な馬でした。