記憶の彼方に葬り去られようとしている物。。
あなたにもありませんか。。?
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生産 | シンボリ牧場 |
誕生日 | 1999年1月21日 |
馬主 | Takahiro Wada |
調教師 | 藤沢 和雄(美浦) |
父 | Kris S. |
母 | Tee Kay |
性別 | 牡馬 |
毛色 | 黒鹿毛 |
通算成績 | 15戦8勝(内重賞6勝)2着2回 |
シンボリクリスエスは日本人の和田孝弘が
アメリカで買った繁殖牝馬をそのままアメリカの牧場に委託し
アメリカの種牡馬と交配して産まれた外国産馬になります。
デビュー戦は3歳の10月。
東京で行われた新馬戦(芝1600m)
9頭立ての4番人気と評価は低かったが
道中後方に待機し直線に入ると強烈な差し脚を披露。
逃げたグラスユニバースを捕らえ
一緒に追い込んだアサクサキニナルを首差押さえて勝利を飾る。
その後
セントポーリア賞(芝1800m)2着
ゆりかもめ賞(芝2400m)3着
3歳500万下(芝1800m)3着
と好走するも勝ちきれずにいた。
4歳の4月に中山で行われた山吹賞(芝2200m)
これまで追い込み一辺倒だったクリスエスが先行策をとる。
これが見事にツボにはまり久しぶりに勝利し
この後馬が化ける事になる。
4月に東京で行われたGⅡ
ダービートライアルレースの青葉賞(芝2400m)に出走。
道中5番手のポジションをとる。
固まった状態でレースが進み直線。
坂上で力強く抜け出すと2着のバンブーユベントスに
2馬身1/2の差をつけて重賞初勝利を挙げ
日本ダービーの出走権を得る事に成功する。
そして5月に東京で行われたGⅠ
日本ダービー(芝2400m)
1番人気は皐月賞・NHKマイルカップ共に
1番人気に支持されながら3着に甘んじたタニノギムレット。
2番人気は皐月賞馬ノーリーズン。
クリスエスは3番人気であった。
レースはクリスエスが8番手追走。
ノーリーズンが11番手追走でギムレットが2頭を見る形で展開。
直線に入りノーリーズンはのびず。
クリスエスが早めに先頭に立ちこのまま押し切るかに見えたが
馬場の真ん中からギムレットが追い込んで差し切り。
結局クリスエスは1馬身差の2着に終わる。
この後秋まで休養し、秋初戦に
9月に阪神で行われたGⅡ
菊花賞トライアルレース神戸新聞杯(芝2200m)に出走。
道中ゴタゴタが起きる波乱含みのレースであったが
皐月賞馬ノーリーズンに2馬身1/2の差を付ける
強い内容で勝利する。
その後クリスエスは菊花賞には向かわず
10月に中山で行われたGⅠ
天皇賞・秋(芝2000m)に出走した。
通常秋天は東京で行われるのだが
この年は東京競馬場が改修工事をしており変則開催となっていた。
1番人気は札幌記念を快勝したテイエムオーシャン。
2番人気は京都大賞典を快勝したナリタトップロード。
クリスエスは3番人気だった。
レースはテイエムオーシャンが4番手追走。
クリスエスがそれを見る形で6番手追走。
トップロードは後方待機策であった。
3・4コーナー中間でオーシャンが早仕掛けをすると
これを見たクリスエスも仕掛けに入る。
直線に入りのび脚が見劣るオーシャンを尻目に
クリスエスが先頭に。
追い込んできたトップロードを3/4馬身抑えてGⅠ初勝利を飾る。
その後クリスエスは11月に中山で行われたGⅠ
ジャパンカップ(芝2200m)に出走。
日本のエース馬として1番人気に支持される。
しかしレースはファルブラヴ・サラファンと言った
人気のない外国馬と直線ずっと叩き合いとなってしまい
ゴール板前でこの2頭に遅れをとってしまい3着に敗れてしまう。
その後12月に中山で行われたGⅠ
有馬記念(芝2500m)に出走。
ファインモーションに1番人気を奪われるものの
レースでは完勝。
GⅠ2勝目を挙げ、この年の年度代表馬に選ばれる。
年が明けて4歳。
元々和田が
「サンデーサイレンスに代わる新種牡馬として生産した。」
と言っていた為に引退して種牡馬になると言う計画であったが
引退を1年延期しこの年も現役続行が決定する。
春はクリスエスに合うレースが無かった為にほぼ全休。
6月に阪神で行われたGⅠ
宝塚記念(芝2200m)にのみ出走した。
ぶっつけでGⅠは流石にきつく
直線で見せ場は作るものの5着と大敗してしまう。
そして秋初戦もやはりぶっつけでGⅠ。
11月に東京で行われた天皇賞・秋(芝2000m)に出走。
しかし今回は順調な調整が行えた結果
見事に勝利しGⅠ3勝目。秋天連覇を達成する。
その後11月に東京で行われたGⅠ
ジャパンカップ(芝2400m)に出走。
前日の大雨によりグチャグチャの馬場が影響し
クリスエスは勝ったタップダンスシチーに
約10馬身の差を付けられた3着に終わる。
そして引退レースとなる12月に中山で行われたGⅠ
有馬記念(芝2500m)に出走。
レース終了後に引退式が予定されていた為に
入念な調整を積んで挑んだこのレースで
2着に9馬身の差を付ける有馬記念史上最大の着差。
ダイユウサクの持つレコードタイムを0.1秒上回るレコード勝利。
有馬記念連覇。
2年連続年度代表馬。
と言う素晴らしい結果で優秀の美を飾った。
種牡馬となったクリスエスは
ノーザンダンサー・ミスタープロスペクター
と言った日本で主流になっている種牡馬の血が入っていない為
どんな肌馬でも交配出きる為に重宝されており、
産駒の成績も
サクセスブロッケン(GⅠフェブラリーステークス勝ち)
モンテクリスエス(GⅢダイヤモンドステークス勝ち)
サンカルロ(GⅡニュージーランドトロフィー勝ち)
など芝・ダート・距離を問わない幅広い活躍馬を輩出している。
この馬は最初はそんなに気になるような馬では無かったのですが
青葉賞のレースっぷりを見て注目するようになった馬になります。
15戦中馬券に絡まなかったのは5着に敗れた宝塚記念の1回のみで
常に堅実な走りをする馬でした。
GⅠ勝ちも秋天と有馬しか無いと言うのもおもしろく、
勝ったレースも相手に人気薄を連れてくれたので
良く勝たせてもらった馬になります。
パドックを歩く真っ黒な馬体が
妙に気品があるように感じた記憶があります。
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ホセ・マゲンタさん こんにちゎ♪
タキオンは残念だねぇ。。
でもその弔いもできない親不孝息子もどーしたものか。。
でもその弔いもできない親不孝息子もどーしたものか。。