スカイラブX

２００７年にSNKプレイモアより発売された
RT機能搭載の５号機になります。

全ての小役に秘密が!?
と言うキャッチコピーで売り出され、
その名の通り全ての小役で何かしらの状態変化を行う台となっています。

５号機の機能をうまく使った台で
その完成度は５号機最高とまで言われております。

また、パネルは青い初期パネルとピンクのラブパネルの他に
大手パチンコチェーン店ダイナム専用に作られた

 

黄色い枠のダイナム専用台も存在します。


スペックは下記の通り

設定	ＢＩＧ確率	ＲＥＧ確率	合成確率	機械割り
１	1/339.5	1/485.4	1/199.8	？％
２	1/322.8	1/451.9	1/188.3	？％
３	1/307.6	1/422.8	1/178	？％
４	1/293.8	1/397.1	1/168.9	？％
５	1/281.2	1/374.4	1/160.6	？％
６	1/269.6	1/354.2	1/153.1	？％

 

機械割りが？の理由

この台はメーカー発表の機械割りが実際の機械割りとかなり違っています。
各種解析情報でもその機械割りはまちまちであり、
実際の機械割りは解りません。

その理由として、この台はRTに良く入る時と
RTに全く入らない時では同じ設定でも割りが大きく変わっていき、
更にボーナスが内部的に成立してから
確定するまでに時間がかかる台で、
演出を観てから揃えるか、成立して直ぐに揃えるかでも
大きく割りが左右される台である為となります。

よって、この台はその打ち方によって機械割りを上げる事が出来る
技術介入度の高い台と言えます。



ボーナス当選契機

本機のボーナス当選契機は
単独・スイカ重複
の２種類となります。

期待度は
単独＞スイカ重複
となります。



ボーナスの種類

ボーナスの種類は
赤７揃いのBIG・青７揃いのBIG
赤７赤７青７揃いのREG・青７青7赤７揃いのREG
の４種類となります。

BIGボーナスを揃えた際に演出選択画面が登場します。
一定間隔で選べる図柄が変わっていき、
選択したい演出になった時にBETボタンを押す事で選択となります。

ラブを選択するとラブBIG

ファルコンを選ぶとファルコンBIG

となり、演出と曲が違う物を楽しむ事ができます。



REG（正確にはチャレンジボーナス（CB））を揃えた際に
レベル１～３の演出を選択する画面になります。
選択方法はBIGの時と同じ方法で

赤７赤７青７の際にはラブ




青７青７赤７の際にはシルビア



の画像となり、
REG中のビタ押しを成功させるとお宝画像を見る事ができます。
（上画像）



ボーナス中の打ち方

BIGボーナス

BIG中は基本フリー打ちで構いません。
レバーON時にリール下のランプが白くフラッシュした時だけ
スイカが成立していますので、
獲得残り枚数と相談しながら取るか取らないか判断してください。

スイカは必ずしもこぼした方が得と言う事はありません。


REGボーナス

本機のREGはCBとなっております。
よって、この台のREG中は
左リールの制御が無くなりビタ止まりします。

フリー打ちで消化する事も可能ですが
獲得枚数が大幅にDOWNします。

機械割りが落ちますので、
REG中は左リールビタ押しが厳守となります。


まず左リール中段にチェリーを１回ビタ押しします。

残りのリールはフリー打ちをすると勝手にベルも揃います。

中段チェリー１枚＋ベル９枚＝１０枚獲得

となります。

残りの枚数分は全て左リール角にチェリーをビタ押しします。

残りのリールはフリー打ちをすると勝手にベルも揃います。

角チェリー２枚＋ベル９枚＝１１枚獲得

となります。

この方法で消化するとREG中の獲得枚数MAXを得る事ができます。

また、ビタ押しを成功させる毎にREG中の演出のパネルが外れていき、
全部成功するとお宝画像が現れる。と言う仕組みになっております。

小冊子などでは黒バーを枠上にビタ押し！と書いてありますが、
この場所でビタ押しをすると目押しをミスり、
中段に黒バーをビタで押してしまうと角チェリーのみの獲得で
２枚しか払い出しがなくなる可能性があります。


目押しに自信があるのでしたら
左リールの青７下にある
ベル・チェリー・ベル
を狙うと目押しをミスってもベルを獲得できますのでｵｽｽﾒです。





通常時の打ち方

本機で取りこぼしのある小役はスイカのみとなります。

どのリールからどの押し順で止めてもこぼすのはスイカだけです。
しかもスイカの払い出し枚数は３枚なのでこぼしても痛くありません。

よって、この台は
止めたい場所から止めたい順番にどこを狙ってもいい
と言う、初心者の方でも普通に打てる台と言えます。

しかし、先に述べた通り、
ボーナスフラグ判別をしながら打つのと
フリーで適当に打つのでは機械割りが大きく変わってきます。

そこで、機械割り重視で打つ人には
逆押しゲチェナビタ押し打法
をｵｽｽﾒいたします。


逆押しゲチェナビタ押し打法

名前の通り、右リール下段にチェリー付きの赤７をビタ押しします。
押し順は右→中→左の順番を推奨します。

下段に赤７が停止

この場合の成立役は
赤７BIG・青７青７赤７REG
の２種類のボーナス１確目となります。

そのまま素直にボーナスを狙ってください。
狙って外れたら狙ったもう一方のボーナスが成立していますので、
次ゲームで逆のボーナスを狙ってください。


下段にスイカが停止

この場合の成立役は
ハズレ・ゲチェナ取りこぼし
の２種類になります。

この形からはどうやっても小役は揃いませんので
残りリールは適当に止めてください。


下段にベルが停止

この場合の成立役は
ベル・チェリー・赤７赤７青７REG
の３種類となります。

右→中の順で停止させると
必ずベルが左上がりでテンパイします。
左リールでチェリー・ベルの取りこぼしはありませんので
中→左と適当に止めて構いません。

中リールでベルがテンパイしなかった場合は
赤７赤７青７のREGが成立しています。
次ゲームでボーナスを狙ってください。


下段にチェリーが停止

この場合の成立役は
リプレイ
の１種類となります。

逆押しをしていると中段にしかリプレイは揃いませんので
残りリールは適当に止めて構いません。


下段にリプレイが停止

この場合の成立役は
スイカ・青７BIG
の２種類となります。

スイカは取りこぼしが発生しますので
残りリールはスイカを狙って目押ししてください。

左リールでスイカを狙ったのに揃わなかった場合は
青７BIGが成立していますので
次ゲームでボーナスを狙ってください。


目押し失敗編

中段に赤７が停止

この場合の成立役は
ハズレ・スイカ・赤７BIG・青7青7赤7REG
の４種類となります。

大抵ハズレなのですが、
演出が絡んだ場合に稀にボーナスが成立している事があります。

この場合は中リールを止めずに左リールに赤７もしくは青７を狙ってください。
逆はさみ打ちをしてボーナス図柄がテンパイしたら
テンパイしたボーナスが成立していますので
そのまま揃えちゃってください。


上段に赤７が停止

この場合の成立役は
ベル・チェリー・スイカ・赤７BIG・青7青7赤7REG
の５種類になります。

大抵はベルorチェリーなのですが
稀にスイカの場合があります。
この出目の時のスイカ成立は
ボーナスと同時成立しているスイカが確定
となります。

残りリールは
適当に打つも良し
スイカを狙うも良し
ボーナスを狙うも良し
お好みで止めてみてください。


以上のように、この打法だと
小役の判別・ボーナスフラグの判別
が容易にでき、割りを上げる事が可能になります。

しかし、毎ゲームやっていると時間効率が落ちますので
レバーON時になんらかの予告が出た時にちゃんと目押しをし、
予告がない時はアバウトで打つと効率も上げる事が可能となります。


また、普通に打つなら順押し黒バー狙い

出目で萌えたいなら中押し白バー狙いなども面白いです。



チャンスゾーンについて

この台にはチャンスゾーン（CZ）と呼ばれる
内部的に特殊なモードがあります。
このCZ中にベルを引く事により
トレジャータイムと言うリプレイタイムに突入します。

また、CZ中にチェリー・リプレイを引いてしまうと
チェリー→９９ゲーム間
リプレイ→５ゲーム間
がペナルティとして通常状態に転落します。

チャンスゾーンの突入条件は
設定変更後
ボーナス消化後
リプレイタイム終了後
CZ中に引いたチェリーの１００ゲーム後
CZ中に引いたリプレイの６ゲーム後
の５種類になります。

液晶演出でのCZの判別は完璧には不可能であり、
唯一CZ滞在中が確定するのは
リール下のナビランプの色が成立した小役と違う時
のみとなります。
（例としてリプレイが成立したのにランプが黄色など）

CZ中にチェリーを引いてしまった場合、
次のCZまでのゲーム数を数えるのは面倒なので
CZ中にチェリー引いてしまった時のゲーム数を覚えておくと楽です。

例えば、ボーナス消化後１ゲーム目にチェリーを引いてしまった場合、
９９ゲームのペナルティがありますので
１００ゲームまでが通常状態。
１０１ゲーム目からCZが再開されます。

よって、チェリーを引いてしまったゲーム数に１００を足した数字が
次のCZが始まる回転数となります。





トレジャータイム

CZ中にベルを成立させると
３３ゲーム間の完走型リプレイタイム（RT）に突入します。

このRT中は専用の演出に変わり、
その演出の事をトレジャータイム（略称TT）と言います。

TTは３０ゲーム間の宝探し演出と
見つけた宝箱（最大３個）の中身の確認の演出が１セットとなっております。
（１セット最低３１ゲーム・最大３３ゲーム）

TTはチャンスゾーン中にベルを引いた瞬間から始まる演出ではなく、
前兆演出を伴って演出が開始されます。

しかし、RTはベルを引いた次のゲームから発動しますので、
RTのゲーム数とTTの演出ゲーム数が一致しません。

例えばボーナス消化後１ゲーム目にベルを引いたとします。
その次のゲームからRTは始まっていますが
液晶上はTTになっておらず、リプレイの小役ナビが大抵出ます。
最大３ゲームの前兆を伴った後にTT演出に入ります。

前兆に２ゲーム使用しTTに入った場合、
TTは１ゲーム目なのにRTは３ゲーム目になっており、
このズレがCZの終了時期を狂わせる原因となります。
よって、RTのゲーム数、３３ゲームはカウントする事が必須となります。

かと言ってRTの３３ゲームを数えるのは非常に面倒です。

そこで覚えておくと便利なRTゲーム数カウントの仕方

まずCZ中だと確信している時にベルを引いたら
その後のTTに入るまでのゲーム数だけ数えます。

ベル獲得後２ゲーム目にTT突入演出が出たら
その２と言う数字だけを覚えておき、
獲得した宝箱の数から引いてください。

例えば宝箱を３個獲得したとします。
前兆でRTを２ゲーム消化していますので
宝箱の数から２を引くと１個になります。

この宝箱１個がRTの残りRTプレイ数であり、
上記の場合だと宝箱２個目からCZに突入する事になります。

RT消化ゲーム数	TT演出消化数	残りRT数
１ゲーム	０ゲーム	３２ゲーム
２ゲーム	０ゲーム（TT突入確定演出）	３１ゲーム
３ゲーム	１ゲーム	３０ゲーム
３２ゲーム	３０ゲーム（お宝チェック突入演出）	１ゲーム
３３ゲーム	お宝チェック１ゲーム	０ゲーム
CZ突入	お宝チェック２ゲーム	ﾅｼ

これを覚えておくと面倒なカウントをせずに済みます。


TT中の演出で
宝探しをしている時に扉が出てくると宝箱GETのチャンスとなり、
その宝箱の色によってボーナスが成立しているかの期待度となります。


宝箱は金・銀・木の３種類あり
金＞銀＞木
の順でボーナス期待度が高くなります。

宝箱の中身を確認する演出で
稀にコスチュームを入手する事があります。

これは通常時、ラブに着せる事が出来るアイテムですので、
ボーナスにはなんの関係もありません。



また、TT中にBIGボーナスを引くと
ミッションBIGと言う特別な演出を楽しむ事ができます。

数多くの試練が発生し、
その試練をパーフェクトに近い確率でクリアすると
TTで獲得できていないコスチュームをGETする事が可能となります。

尚、登場する試練の種類はｺﾁﾗで確認ください。
（コンプリートにはなっていません。）

TTはCZの転落をせずにループさせると壁の色が変わります。


１～４ループだと土


５～９ループだと銀


１０ループ以上だと金

と言った感じです。



全ての小役に隠された秘密

パンフレットには秘密と書かれておりますが、
実際には秘密でもなんでもありませんｗ

全ての小役が何かしらの役割を果しているだけであり、
その役割は下記の通り

小役	成立させた時の効果
リプレイ	CZ中に引くと５ゲーム間通常状態に転落させる
チェリー	CZ中に引くと９９ゲーム間通常状態に転落させる
ベル	CZ中に引くと３３ゲーム間のRTに突入させる
スイカ	ボーナスと同時当選をする

通常時の演出

基本は小役のナビがメインになります。
鳥・戦闘機・魚などはその色で小役をナビ。
その他の演出はそのまま成立している図柄が出ます。

また、プレイ中にステージ変化として背景が変わります。

背景は昼・夕方・夜・会議室の４種類あり、
これはCZに入っている確率を示唆する物で
その信頼度は
昼<夕方<夜<会議室
の順番になります。

しかし、あくまでも目安であって、
会議室だからCZ中確定でもなければ
昼だからCZが遠いと言う訳ではありません。


バトル系の演出でラブ側が勝利すればボーナス確定。
BONUSと書かれた物が出てきてもボーナス確定となります。


また、演出で出るとボーナスの期待が高い物が数点あります。

・リール第一停止時にラブカットイン「来る！」

・エアル「ｳｯｷｭ～♪」の泣き声と共にツイストダンス

・レバーON時ラブカットイン「来る！」

以上３点はかなり期待していいと思われます。

しかし、意外と後演出として出る事が多く、
逆押しをしていると意外な演出でボーナスが入る事が解ります。

・レーダーに懐中時計

・白戦闘機

などはボーナスが入った時に出る事が多いです。






この台はホールでは
初心者向けと言う位置付けで設置されている事が多かったのですが、
上記のように知っている人と知らない人では
出玉性能が大きく変わってくる台でした。

 技術介入度も高く、演出・出目共に良く出来た台であり、
コアなスロッターに人気のあった台であります。

ただ、朝一の設定変更の判別が可能な台で
朝一少し回して低設定っぽいと解ると誰も打たなくなる台でもあり、
ホールとしても稼動が上がらず撤去・もしくはバラエティ行きと言う
不遇な対応を受けた台でもあります。

打てば打つほど面白味が出てくるスルメ台。。
そんな感じの台であります。





【スカイラブ確定演出の一部】