みどりのマキバオー

原作はつの丸。
１９９４年から週刊少年ジャンプに連載された
競馬を題材にした漫画になります。

連載終了後に続編が登場したり、
アニメ化もされた作品になります。

作中に出てくる馬・人物の名前が
戦国武将を基にした名前が多いという特徴がある作品になります。

また、ジャンプコミックスである為に
巻末に必ずジャンプコミックスの頭文字をとった
ＪＣと言う文字が入るのですが
この作品には全巻に

ジャパンカップと矢印つきで表記されています。




ストーリー

北海道・鵡川にある牧場みどり牧場。
桜花賞馬ミドリコを生産した事がある牧場であるが
経営が思わしくなく借金をして運営していた。

牧場長である飯富（おぶ）源次郎はミドリコをタマーキンと交配させ
産まれた子供を売って借金を返済する事にする。

しかし、産まれた子供はサラブレッドには似ても似つかない
白くて犬のような生き物であった。

借金の返済のメドがたたなくなった飯富は
ミドリコを売却してしまう。

白くて犬のような子供は母を追い
一人牧場を抜け出し母に逢いに行く。

その様子を飯富の兄であり、調教師でもある飯富昌虎が目撃。
牧場に戻ってきた白くて犬のような生き物を走らせてみると
とてつもなく速い事が判明し、その白くて犬のような生き物は
ミドリマキバオーと名付けられ競馬界に入ることになる。

潰れかけの牧場を助ける為。
売られてしまった母を取り戻す為。
マキバオーは馬に乗れなくなった騎手山本管助・
一人で山の中で生きてきたネズミチュウ兵衛と共に、
並み居る強豪と対戦し日本一の競走馬を目指す。




つの丸はこの作品の前に
モンモンモンと言う漫画を連載していたと思うのだが、
その頃から絵が好きではなく見ていませんでした。

新しく連載が始まったのが競馬物だったと言う理由だけで
読み始めたのだが、やはり絵が好きになれず、
しかも馬が話すはウンコを飛ばすは
それはひどいもんでしてね。。
読むのをやめようかとも思ったのですが
話はおもしろく、レースに入ってからは惹き付ける物があり
いつしかのめり込んでいた。。
と言う作品です。

中盤になると絵も大分改善され、
幾分か見やすくなっております。


ギャグマンガとしての印象が強い作品ですが
仲間への信頼。
ライバルとの友情。
そして仲間の死。
など、少年誌での王道をうまく使った作品でもあります。