アニマル

１９８８年にアークテクニコから発売された２号機になります。

１号機・１．５号機に搭載されていた
吸い込み方式の天井が禁止された２号機なのですが、
このアニマルはその吸い込み方式の天井を採用。
後に基盤交換を余儀なくされた台であります。

どこまで続くか解らない天井。。
それと同時にいつまで続くか解らない連チャン。。
当時の機種では１・２を争う射幸性の高い台であります。


スペックは下記の通り

設定	ＢＩＧ確率	ＲＥＧ確率	集中確率
１	1/5.15	1/2.6	1/2.02
２	1/5.1	1/2.58	1/1.95
３	1/5.05	1/2.56	1/2.31
4	1/4.99	1/2.53	1/2.64
５	1/4.93	1/2.49	1/2.35
６	1/4.85	1/2.45	1/2.46

パッとスペックだけ見ると
非常に確率が甘い。と言う印象があると思います。

しかしこの数値だけで語れないのがアニマルの怖い所でもあります。
それでは順を追って説明いたしましょう。

このアニマルには
天国モード・地獄モード
の２種類のモードが存在します。

設定変更後・ボーナス終了後・天井後に天国モードに移行します。
この天国モード中にボーナスの抽選をしています。

天国モードは２～３５枚のメダルを投入している間だけ継続し、
そこでボーナスを引けないと地獄モードに移行します。
よって、ボーナスを引けるチャンスは約１２回転中だけ。
と言う事になります。

天国モードでボーナスを引けないと地獄モードに移行します。
地獄モードは１０～８００ゲーム間継続し、
その間ボーナス・集中の抽選を行いません。
よって、この地獄モード中は天井に到達するまで
ただひたすら無駄にリールを回す事となります。

地獄モード中に天井に到達すると再び天国モードに移行します。
天井に到達した後の天国モードでは
２~３５枚メダルを投入している間だけ継続し
ボーナスと集中の当選抽選をしています。

設定変更後・ボーナス終了後の天国モードでは当選抽選をされていない
小役集中の当選抽選がこの時だけ行われる。と言う事です。

小役の集中とは、これに当選すると２５ゲーム間
１５枚役の当選確率が上がるモードになります。
よってこの台の小役集中はコンチとは違い、オマケ程度の物となります。



よってこの台は地獄と天国を行ったり来たりする台で
いかに天国モード中にボーナスを引き続けるかにかかっています。

天国モード中の確率が甘いので連チャンがしやすい。
しかし、
地獄モードを抜けてから入った天国モードでボーナスを引けないと
再び地獄モードが来てしまう、いわゆる
W天井
と言う最悪の事態が起こる可能性もある台であります。

もちろんW天井どころかトリプル天井。。いやそれ以上かも。。
と言う正しく
当たれば天国外れりゃ地獄
と言う己の引きにかかっている台と言えます。



当時この台は空き台がある場合は必ずと言っていい程
天国モードを抜けてすぐの台しか空いていませんでした。
そしてこの台のそばには必ず
地獄モードを打ち切ってくれる人を待っている
ハイエナ小僧
が屯って居ました。

うざったさはﾊﾝﾊﾟではなかったのですが、
それ以上におもしろかったので良く打ってました。

この頃の台にはMAXBETのボタンが付いておらず、
メダルを手入れするか１BETボタンを押してプレイするのですが、
この台の１BETボタンを押した時の
プイ♪
と言う音が大好きでしたねぇ。。ｗ