オレハマッテルゼ

生産	ノーザンファーム
誕生日	2000年1月16日
馬主	小田切　有一
調教師	音無　秀孝（栗東）
父	サンデーサイレンス
母	カーリーエンジェル
性別	牡馬
毛色	栗毛
通算成績	38戦9勝（内重賞2勝）２着8回

この馬のデビューは非常に遅く、
３歳の５月。中京で行われた未勝利戦（芝２０００ｍ）であった。
能力が未知数であり、血統が父サンデーサイレンス。
更に母が女傑エアグルーヴの姉妹と言う事で２番人気に。

しかし見せ場も無く後方のまま１３頭立ての１１着に終わる。


その後未勝利戦を２戦行うが掲示板には乗るものの
勝ちきる所までは行かない。

初勝利を挙げたのは４戦目の
７月の小倉で行われた未勝利戦（芝２０００ｍ）

単勝１．５倍の圧倒的１番人気になったマッテルゼは道中中段待機。
４コーナーで先団に取り付くと
直線マヤノボビソックスと壮絶な叩き合いになる。
結果マッテルゼがクビ差だけ先着する。



昇級したハマッテルゼではあるが苦戦が続く。
人気にはなる物の裏切り続け２勝目を挙げたのは
昇級してから４戦目。
年が明けて４歳になった１月。
小倉で行われた４歳５００万下の一般戦（芝１８００ｍ）であった。

このレースを皮切りに
陣営は芝の２０００ｍを主体としていたローテーションを
芝１６００ｍ以下に変える。
これが良かったのかハマッテルゼは本領を発揮し始める。

続く４歳１０００万下特別
タケシバオーメモリアル（芝１８００ｍ）で２着になると
その後のレースを５着→２着と好走し、
５月の東京で行われた４歳１０００万下特別
富嶽賞（芝１６００ｍ）を勝ち３勝目を挙げる。

その後湘南特別で３着になり休養に入ると
休養明けの１０月。京都で行われた３歳以上１０００万下特別
保津峡特別（芝１６００ｍ）を快勝。４勝目を挙げる。

その後は
２着→２着→１着→２着→１着
と好走を続け、いよいよ初の重賞挑戦。

５月の東京で行われたＧⅡ京王杯スプリングカップ（芝１４００ｍ）
に出走する。
ダンスインザムード・テレグノシス・アドマイヤマックス
などのＧⅠ馬が揃ったレースであるが
ハマッテルゼはここで２着と好走をする。

この勢いのまま東京で行われたＧⅠ
安田記念（芝１６００ｍ）に出走するもここは１１着と大敗。
一時休養に入る。

復帰戦は１１月に東京で行われたオープン特別
キャピタルステークス（芝１６００ｍ）
２番人気に支持されたハマッテルゼは道中２番手を追走。
直線フォーカルポイント・アサクサキニナルに詰め寄られるも
かろうじて鼻差だけ先着し勝利する。


年が明け６歳になったハマッテルゼは１月の京都で行われたＧⅢ
京都金杯（芝１６００ｍ）に出走する。
１番人気になったハマッテルゼではあるが９着と大敗。

しかし、続くＧⅢ東京新聞杯（芝１６００ｍ）を２着。
ＧⅢ阪急杯（芝１４００ｍ）を３着と好走し、
２度目のＧⅠ挑戦となる。

３月の中京で行われた高松宮記念（芝１２００ｍ）
４番人気になったハマッテルゼは道中５番手を追走。
直線に入るともの凄い脚を披露。
ラインクラフトにクビ差先着しＧⅠ初勝利を挙げる。

その後東京で行われたＧⅡ
京王杯スプリングカップ（芝１４００ｍ）を快勝すると
それ以降馬が変わったかのように凡走を続ける。

７歳の１０月まで走るが１１戦３着１回５着２回着外８回
と今までの戦跡が嘘のような結果で引退する事となる。



引退したハマッテルゼは２００８年の春より種牡馬となり
種付けを始める予定になっています。


この馬を初めて見た時に友人と
「読み方は俺は待ってるぜ？それとも俺嵌ってるぜ？」
などと言っていた記憶があります。
結局実況で俺は待ってるぜだと解ったのですが
レースで馬群を捌けずにいるのを見て
「あ。。嵌ってる嵌ってるｗ」
などと馬鹿にしていたものです。。
この時はまさかＧⅠを勝つような馬だとは思っていませんでした。

この馬が好走するのは大抵左回りのコースであった為に
馬券購入は非常に判断の付きやすい馬でした。

そしてこの馬の特徴に
「珍馬名が珍馬名を呼ぶ」
と言う法則がありました。
普通はそんな事無いのですが、
この馬が出走するレースには
もう１頭珍馬名の馬がいる事が多かったのです。

レース名	一緒に走っていた珍馬名
３歳５００万下	カッパビジン
４歳５００万下	ヤナギムシ
タケシバオーメモリアル	ロケットパンチ・チュウシングラ
メジロラモーヌメモリアル	ライラックノカオリ
富嶽賞	テンジンマツリ
湘南ステークス	カゼニフカレテ
甲斐駒特別	トールハンマー・ノーコメント
晩春ステークス	オトコノユウジョウ
東京新聞杯	イヤダイヤダ
京王杯スプリングカップ	トールハンマー
安田記念	ハットトリック
スプリンターズステークス	コイウタ

などなど。。

とにかくこの馬はたまに競馬場に行くと
またいるよ。。ｺｲﾂ。。
って思うぐらい良く一緒になったものです。。ｗ